【市民リポート】人権擁護委員の日
市民リポーター 村上
【市民リポート】人権擁護委員の日
市民リポーターの村上です。人権擁護委員をご存じですか。どんな活動をされている方々なのか、紹介していきたいと思います。
【活動①】
人権擁護委員とは、法務大臣の委嘱を受けて、地域の皆さんの人権が尊重されるように活動している民間のボランティアの方々です。
6月1日は「人権擁護委員の日」ということで、人権擁護委員の方の活動を取材させていただきました。
人権擁護委員法が昭和24年6月1日に施行されたことを記念して、毎年6月1日を「人権委員の日」と定めています。この日は、アリオ上田とツルヤ丸子店でチラシ配りをしていました。人権擁護委員の方と法務局の方が5,6名で店の出入り口に立ち、お客さんに「人権擁護委員の日」のチラシに粗品を添えて手渡し、いじめ・差別など、人権に関する無料相談窓口があるということなどを周知しました。
人KENあゆみちゃん
「人権擁護委員の日」のチラシ
チラシに添えた粗品(ポケットティッシュとボールペン)
店を訪れた人たちが、人KENあゆみちゃんを見て興味を示し、多くの方にチラシを受け取っていただいていました。
子どもや年配の人に囲まれる「人KENあゆみちゃん」
上田人権擁護委員協議会事務局長の斎藤さんのお話
あゆみちゃんがいると、店を訪れた人たちが驚いたり、目を輝かせたりして、近づいて来てくれました。特にお子さんや年配の人は、あゆみちゃんと握手をしたり、さわったりして、とても嬉しそうでした。「6月1日が人権擁護委員の日です。」と伝えて、チラシ等を受け取ってもらえると、人権擁護委員の活動内容を知っていただくきっかけになるので、とてもうれしく思います。
「人KENあゆみちゃん」と「人権擁護委員の日」の旗
【活動②】
人権尊重啓発活動の一環として、7月29日(土)に上田県営球場で行われた信濃グランセローズ対群馬ダイヤモンドペガサスの試合に先立って行われた啓発活動を取材しました。
入場口でお客さんにアピールです。人KENまもる君と人KENあゆみちゃんがお出迎えしました。信濃グランセローズのマスコット「グラッチェ」も一緒です。
野球観戦に来てくださった人たちが手を振ってくれました。
上田県営球場の入場口前
球場内へ入場行進する人権擁護委員の皆さん
球場内セレモニー
セレモニーでは、長野県人権大使の吉原選手(信濃グランセローズ)があいさつをして、観客の皆さんや両チームの選手から、温かい拍手が送られていました。
長野地方法務局上田支局長の太田 忠さんのお話
法務局では、人権を守る取り組みとして、人権擁護委員の方と一緒に啓発活動をしています。一人ひとりが人として尊重され、安心して生きられる社会を大事にしたいと思います。地域の皆様に、人権について考える機会を少しでも持ってもらえるとありがたいです。
僕が子どもの頃と比べると、日本人の人権意識は高まってきているように感じます。しかし、差別の対象や方法が多様化している現実もあります。全ての人間が幸せに暮らせるように、人権擁護委員の皆さんの活動を一つの良い機会として、日々の生活を見直していきたいと思いました。
また、人権擁護委員は、人権相談を受け、問題解決のお手伝いをしています。人権について困ったことがあるときはひとりで悩まず、まずは相談してみてください。
相談専用電話(人権擁護委員が中心となって電話相談を受けております。)
みんなの人権110番 0570-003-110(全国共通)
子供の人権110番 0120-007-110(全国共通)
女性の人権ホットライン 0570-070-810(全国共通)