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【市民リポート】武石ともしび博物館

2023.10.13

市民リポーター  村上

【市民リポート】武石ともしび博物館

市民レポーターの村上 泰隆です。
今回は、武石にある「武石ともしび博物館」を訪ねました。私は、武石小学校に計6年間勤務していたので、この辺りは授業でも来ていました。武石公園や武石山は来ていても、博物館に入るのは初めてでした。
立派な門構えです。

ともしび博物館入り口

 

中に入ると、フランスから取り寄せたガス灯が目を引きます。博物館では、ガスを使わずに電球を灯しています。

フランス製のガス灯

 

館内に入ると、受付の前に、優しい光がありました。LEDライトに繭をかぶせたものが、たくさん枝分かれしています。笠原工業(株)蚕都常田館からいただいたものだそうです。

繭玉を使った照明

 

体験活動に参加しました。
まずは、ローソク作りです。

ローソク作り体験会場

 

30分コースは、出来合いのローソクに、押し花にした花びらや葉を貼り付けて、蠟でコーティングします。個々のセンスで自分だけのローソクが完成します。
お父さんが娘さんとローソク作りをする微笑ましい姿が見られました。

ローソクに押し花を貼る

 

 仕上げに蠟をコーティングする

 

飾ってあった見本のローソク

 

次に火おこし体験をしました。
ここでは、2種類の火おこしが体験出来ます。
1つめは、火打ち石です。鉄に石英をぶつけて、火花を散らし、焦がした綿で火種を作ります。そこに硫黄を付けた経木を近づけて炎にします。
炎が上がったときには、参加者から拍手が沸き起こりました。

 

火打ち石

 

もう1つの火おこし方法は、舞いぎり式発火具を使ったものです。両手を上下させることで、きりが回転する便利な道具です。やっていると、下の木材が削られて、けずり粉からけむりが出てきます。それで火種を作り、硫黄付きの経木で炎にします。火おこしが出来たら大喜び。楽しく体験出来ました。

 

火おこし体験中

 

 


ともしび博物館館長 小井戸 輝美さんのお話
ともしび、それは人々の暮しの中で受け継がれてきた希望のあかり。ともしびの役割は3つ、①明るくする(照明)②温かくする(暖房)③食事を作る(調理)。
いまでは、これらのことを全て電気がまかなっています。人類の歴史の中では、電気の登場はごく最近のこと。それ以前は、火を起こして生活を送っていました。
そんな灯りにスポットを当てた博物館が「武石ともしび博物館」です。
火起こし体験、ろうそく作り体験も随時受け付けています。
電気の無い生活に思いを馳せてみませんか?電気のありがたさに気づくかもしれません。


 

 

私は、ともしび博物館前がスタートのともしび駅伝にも何回か出場したので、なつかしい場所です。これから、紅葉がきれいな季節になります。春の桜やつつじもきれいですが、皆様も是非訪れてみてください。

 

 

〜武石ともしび博物館〜
■住所
長野県上田市下武石1902-4

 

■入館料
一般    400円(65歳以上300円)
小中学生  200円

 

〈無料の方〉
未就学児
上田市、東御市、長和町、青木村、立科町、坂城町、嬬恋村在住の高校生以下
上田市在住の高校生以下1人につき、保護者1人
障がい者及び、障がい者1人につき介護者1人
庭園見学のみ

 

■体験学習
・火おこし 無料
・ろうそくづくり 200円/本
前日までに要予約
所要時間50分~90分

 

■開館時間
9時~16時(最終入館15時30分)

 

■休館日
月曜日・祝日の翌日
冬期間(12月29日~3月31日)

 

■問い合わせ
0268-85-2474

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