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【市民リポート】上田城跡公園のお堀の桜と黄金沢の桜並木 -上田市で桜のお花見二題-

2024.05.01

市民リポーター  北原 誠

【市民リポート】上田城跡公園のお堀の桜と黄金沢の桜並木
-上田市で桜のお花見二題-

上田城跡公園で千本桜まつりが開催されました
市民レポーターのキタさんです。上田城跡公園で開催された「第21回上田城千本桜まつり」に行ってきました。当初の発表では令和6年3月30日(土)から4月7日(日)の開催予定でしたが、3月末頃の天候不良で開花が遅れたため4月14日(日)まで期間が延長されました。

【写真1】色々な露店が並ぶお堀端の4月6日(土・左)と4月11日(木・右)の様子

 

上田市民が親しみを込めて「お城」と呼ぶ上田城跡公園の桜は、私が訪れた4月6日(土)には未だ開花の気配もありませんでしたが、5日ほど遅れて再訪した4月11日(木)になると八分
咲きの様相で、お堀端に建ち並ぶ露店を訪れる花見客の人たちも嬉しそうに待ち焦がれた桜の花を鑑賞したり記念撮影したりしていました。夜はライトアップされた夜桜がお堀の水面に映り、昼とはまた違った風情を感じることができました。

【写真2】お堀端の昼(左)と夜(右)の風情、水面に映える桜が美しい

 

偶然お友達同士で散策していた外国の方を見かけてお話を伺いました。1年前に日本の外国人技能実習制度を利用してインドネシアから来日した仲良し三人組は、上田市の福祉施設で技能実習をしながら介護資格の取得を目指しておられるとのことでした。

【写真3】左からヨハナさん、エンドラスさん、フィーナさんの仲良し三人組

 

3人は屈託のない明るい表情で「3年後に資格を取って母国に帰り、国の人々の健康福祉に貢献したい。」と将来の夢を語ってくれました。インドネシアには桜が無いそうで「とても綺麗です。」と感動していました。

 

もうひとつの花見の名所・黄金沢の桜並木
上田市の北方、太郎山に源流を発する黄金沢の桜並木もまた、花見の名所として地域の人々に愛されている場所です。前出の「上田城千本桜まつり」は(一社)信州上田観光協会が行うイベントですが、黄金沢の桜の花見は地元新田自治会が中心となって会場整備しているものです。
飯島康典自治会長によると、元々は近隣商店街組合によって行われていたものが、同組合の解散でイベント廃止の危機に瀕した時、地域住民から「せっかくの桜並木を無駄にしないで欲しい。」との声が多く寄せられ、新田自治会として引き継ぐことになったんだそう。
こちらも開花の遅れから、お城の桜同様4月13日(土)までの予定を1週間延ばし、4月20日(土)まで河川敷が解放されました。上田城千本桜まつりとちがい露天商は来ませんが、河原での宴会で盛り上がる家族連れや仲間内のパーティーなど、皆さん思い思いに楽しんでいました。

【写真4】新田自治会による黄金沢河川敷のお花見会場整備の様子

 

設営も撤収もすべて新田自治会や青年会など有志によるボランティアで行われている、正に手作りのイベントです。
また、期間中の週末は場所取りに苦労するほどの盛況ぶりで、あちらこちらに子どもたちの歓声が聞こえていました。
宴会で盛り上がるグループも多く見かけられ、期間中多くの人出でにぎわっていました。

【写真5】黄金沢河川敷の昼(上)の様子

 

 

【写真6】黄金沢河川敷の夜(下)

 

期間終了後は「黄金沢桜並木の花見」がこれからも末永く皆が楽しめるイベントであることを願いながら、有志が夜間照明用のボンボリを撤収したり会場のゴミ拾いをしたりして、環境美化に努めている様子が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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