【市民リポート】鹿教湯温泉「氷灯ろう夢祈願」に行ってきました!
【鹿教湯温泉】眞田の姫君の温泉郷
―――氷灯ろう夢祈願―――
市民リポーターの清水です!
鹿教湯温泉で毎年開催されている「氷灯ろう夢祈願」。
「いつでも行かれるしね」・・・近くに住まう安心感から先延ばしにしていたけれど、今回訪れてみて大感動。
絶対外せない場所の一つになりました。
アイスキャンドル
『鹿に化身した文殊菩薩が信心深い猟師に山の中の“出で湯”を教えた』ことに由来する鹿教湯温泉。
文殊堂と薬師堂を後方に、五台橋一帯には200のアイスキャンドルの灯が揺れて実に幻想的。
12月末に始まり今月末まで行われている『氷灯ろう夢祈願』
夕方4時半の点灯を前に湯治客や観光客が五台橋前の温泉センター『文殊の湯』に集まって来ます。『文殊の湯』は鹿教湯温泉の始まりと言われている湯屋です。
時間になると長い棒の先に灯した火を次々とロウソクに移して行きます。
辺りに夜の暗さが増してくると氷灯籠はオレンジ色に浮かび上がり揺らめきます。
自分で書いた絵馬を入れた氷灯籠に火を灯して祈願する『氷絵馬』は大変に人気の企画だそう。
県宝 文殊堂
日本には珍しい屋根つきの五台橋の後方、両側にアイスキャンドルがゆれる石段を上がった場所には長野県宝、曹洞宗の文殊堂が鎮座します。
1709年完成のこのお堂は柱や組物の鮮やかな色使い、天井絵画など装飾豊かな建造物で、美しく厳かな姿が暖かい色味の光にライトアップされて浮かび上がっています。
型を使って冷凍庫で作られる氷の灯籠は状態によって随時交換されているそうで、特に雨が降った後の作業は大変な様です。
この日は晴天の夜空でしたが、雪の中の五台橋もまた風情があって格別に違いありません。
冬は勿論、紅葉も見事だそうで、この地の抜群のロケーションは四季折々に味のある美しい景色を楽しませてくれそうです。
こんな素晴らしいイベントと景観を守って下さる地元の方々、鹿教湯温泉観光協会の皆さまに感謝です。
【開催情報】
氷絵馬は要予約 1,000円 | |
文殊の湯 | 入浴料:一般 300円 / 宿泊者 200円 |
営業時間 9:00~21:00 | |
※駐車場は鹿教湯温泉交流センターを利用 |