【市民リポート】「みんなのしおだ食堂」遊びに行きました!
「みんなのしおだ食堂」~遊びに行きました!
市民リポーターの川口です。
地域で評判の「みんなのしおだ食堂」に行きました。
“場所良し、人良し、食事良し”でした!
毎月1回 塩田公民館で開かれているこの活動は、子どもを中心に遊び・学び・食べる『みんなのふれあいの場』です。
会場の塩田公民館
「みんなのしおだ食堂」とは?
活動を立ち上げた上原寿子さんに話を伺いました。
上原さんは社会福祉一筋に歩んだ方で、2018年11月に20名ほどの参加者を予定してスタート。
次第にファンが増え、今では保護者を含め48名が参加するほどになったとのこと。
ここに至るまでのご苦労を尋ねたが、ご自身の苦労・自慢話は少しも語らない。
口をついて出るのは支援してくれる人達への感謝の言葉ばかり。公民館館長や関係者、ボランティアのスタッフ、近隣住民、長野大学ボランティアサークルの学生、食材等を寄付してくれる人々、最近では千曲高校食物栄養科の生徒も応援してくれるという。「子どもカフェ・子ども食堂」からスタートした活動を、将来は住民全体の交流の場に育てたいと目を輝かす。
(徳を積んだ方だなぁ)と感服した。
調理スタッフと、上原さん。恥ずかしがって手だけの参加 (^_^ ;)(写真右下)
みんなで遊んで学んで
10時過ぎに子ども達と保護者が次々にやって来る。
広い遊び部屋の隣に子守り用の部屋も用意されて、赤ちゃん連れの保護者も安心。
遊びは歌、ピアノ、コカリナ演奏、ハギレ・ペンダント作り、遊具もいろいろ。
今日のメインは小枝を使った「木の実かざり」作りと「ガラガラポン」。ガラガラポンの賞品は沢山の竹笛、すべて手作りの寄付品である。
窓辺で学生のお兄さんを囲みゲームに興じたり、勉強を見てもらう子もいる。
保護者はお喋りしたりくつろいだり。
参加者アンケートの回答で、「子どもを学生さんたちに預けて、自分の時間が持てる」と喜ぶ声が多いのも頷ける。
「木の実かざり」作り
ガラガラポンの賞品の竹笛
学生のお兄さんとボードゲーム
遊びの間、調理室ではマスク姿のスタッフが栄養・味覚・衛生に十分配慮し腕を振るう
お楽しみの食事です。今日は何かな?
12時、いよいよお楽しみの昼食である。
テーブルには料理を乗せたトレーが並べられている。どの料理も驚くほど量が均一に盛られ、不公平を感じさせない。子ども達みんなの喜びを願うスタッフの思いがうかがえる。
リポーターも少々の寄付をして、参加させてもらった。
メニューは、グラタン・おからのドーナッツ・ほうれん草のエノキあえ・具だくさんの味噌汁・ご飯、デザートはりんごである。寄付されたじゃがいも等の食材を生かした料理だという。
「いただきま~す」の声と共に、リポーターも一品ずつ箸を付け味わった。
「う~ん、うまい!」
見た目、香り、味、すべて良し。予想以上である。美味しくて思わずお代わりした。
(物によりお代わりOKだが、寄付金以上に食べたようで申し訳ない)
手作り・出来立て・暖かい料理を存分に食べ、嬉しそうな子ども達の顔、顔。
食後ひと休みして
再び子ども達のお遊びタイム。フラフープを回したり、追いかけっこしたり。
「おじちゃん、これ回して」4、5歳くらいの男の子がリポーターを見上げコマと紐を差し出す。天使のように無邪気な目だ。思わず「うん」と言ったものの、内心困った。何十年も昔に遊んだコマを回せるだろうか?案の状、紐の締め具合が悪いのか何度も失敗。その間、男の子が天使の目で見つめる。
焦っていると、近くにいた長野大学の学生が「僕がやりましょうか、得意なんです」と助けてくれた。
ホッとした。大学生が天使に見えた。
飛び跳ね、駆け回る子ども達はまさに天使である。
考えてみれば、その天使たちを喜ばせるために力を貸す人達もまた、天使みたいなものである。
ボランティアという言葉すら学ばなかったリポーターの世代から見ると、関係者皆さんが眩しい存在である。
楽しかった! リポーターがリピーターに・・・
【次回の遊びと昼食献立】を知らせる掲示を見て、また来たいと思った。
「近くにこんな楽しい集まりがあるのは羨ましい」と、遠くに住むリポーターが言うと、上原さんが「最近『出前・子ども食堂』も始めたんです」と教えてくれた。希望があれば最寄りの自治会館等に集まってもらい、開催するという。
参加してみないと、この楽しさは分からない。皆さんも一度来てみませんか。
―「みんなのしおだ食堂」についてー
対 象 | 小学生以下の子どもと保護者 |
開 催 | 毎月第3日曜日 10:00~14:30 |
場 所 | 塩田公民館 |
内 容 | みんなで遊び・学び・楽しみ・食事をする |
参加費 | 子ども無料(大人は300円ほどの寄付) |
申込み方法 | 開催日1週間前の月曜日までに電話で
塩田公民館(TEL 38-6883)へ (先着20名ほど) |
主 催 | 「みんなのしおだ食堂」運営委員会 |
問い合わせ | 上原寿子(TEL 38-3208) |
※物資や資金などの支援も受け付けていますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いします!